すでに変動10年を持っている人は?2027年6月15日(火)に支払われる利子の利率は1.85%
財務省の変動10年の適用利率の一覧(2026年11月6日現在)によると、6月と12月に利払いがある回の変動10年は、2027年6月15日(火)に支払われる利子の利率が1.85%(税引前)です。2025年11月募集分(第188回)や2026年5月募集分(第194回)も含まれます。
- 【12月15日(火)に支払われる利子】第188回・第194回などは年1.67%。100万円なら半年分で税引前8350円
- 【2027年6月15日(火)に支払われる利子】年1.85%。100万円なら半年分で税引前9250円、税引後約7372円
変動10年は、半年ごとに利率が見直され、金利が上がる局面では受け取る利子が増え、下がる局面では減ります。利率の下限は年0.05%です。
【元証券会社員の視点】検証:NISAの枠と個人向け国債は「増やすお金」と「減らしたくないお金」で分けて考える
試算からは、11月募集分の固定5年なら、100万円で1年に税引後約1万7294円の利子を受け取れることが見えてきます。元本が減らず、1年たてば中途換金もできるため、数年以内に使う予定のあるお金の置き場として検討する人もいます。
一方で、NISAは値動きのある投資信託などで、長い期間をかけて増やすための非課税の枠です。国債の利子には税金がかかり、NISAで投資した分の利益には税金がかからないという違いもあります。どちらか一方を選ぶというより、いつ使うお金かで分けて考えると整理しやすくなります。
なお、中途換金するときは、直前2回分の利子(税引前)相当額×0.79685が差し引かれます。買う前に、何年は使わずに置いておけるかを確かめておきたいところです。
まとめ
個人向け国債の11月募集分の利率は、固定5年が年2.17%、固定3年が1.94%、変動10年が1.85%で、募集は11月30日(月)までです。100万円を固定5年で買うと、1年の利子は税引後で約1万7294円になる試算です。
12月募集分からは「個人向け国債プラス」に名前が変わる予定ですが、変わるのは買える人の範囲で、個人が買う場合の商品性は同じです。NISAの枠とあわせて、お金を使う時期ごとに置き場を考えてみるとよいかもしれません。
※本記事は特定の商品の購入をすすめるものではありません。試算は一定の前提に基づく概算です。最新の利率や条件は財務省や取り扱い金融機関でご確認ください。
SMBC日興証券(旧日興コーディアル証券)出身。証券外務員一種保有。富裕層や法人に向けた資産運用コンサルティングに従事。現在は株式会社モニクルリサーチにて、複数のWebメディアで金融記事の企画・執筆・監修を行う。