年内に買うなら何日まで?NISAの枠は受渡日で数え、上場株式なら12月28日(月)の約定が目安
日本証券業協会のQ&Aによると、その年のNISAの枠を使うには、買った上場株式等の受渡日がその年の12月31日以前である必要があります。注文が成立した日(約定日)ではなく、代金と株式などを受け渡す日で数えるため、年末ぎりぎりの注文は翌年の枠になることがあります。
- 【上場株式・ETFなど】約定日から2営業日目が受渡日。2026年は12月30日(水)が年内最後の取引日のため、12月28日(月)の約定までが2026年の枠に入る計算
- 【投資信託】商品によって約定日・受渡日が違う。海外の資産に投資する投資信託は、日数がかかるものもある
同じQ&Aでも、金融商品によって約定日と受渡日の間隔が違うことに注意するよう書かれています。年内の枠で買いたい場合は、口座のある金融機関が案内する年内の締め切りを確かめておくと安心です。
【元証券会社員の視点】検証:ボーナスをNISAに入れるかは「枠の残り」より「いつ使うお金か」で考える
試算からは、ボーナスを全額NISAに入れても、年間投資枠には余裕がある人が多いことが見えてきます。そのため、枠を埋めること自体を目的にするより、そのお金をいつ使う予定かを先に分けておくと整理しやすくなります。
年末年始の出費や、数年のうちに使う予定のあるお金まで投資に回すと、値下がりしたときに売らざるを得ないこともあります。NISAに入れる分は、しばらく使う予定のないお金から考えると、値動きと付き合いやすくなります。
また、つみたて投資枠では、毎月の積立とは別に、ボーナス月に積立額を増やす設定ができる金融機関もあります。年内に一度にまとめて入れるか、来年から毎月の積立やボーナス月の増額に分けるかは、取り扱いのある金融機関の案内とあわせて考えることになります。
まとめ
国家公務員の冬のボーナスは、2025年12月期の平均で約70.2万円でした。NISAの年間投資枠は360万円で、使わなかった分は翌年に繰り越せませんが、生涯の上限1800万円は翌年以降も残ります。
毎月3万円の積立に冬のボーナス約70万円を加えても、2026年に残る枠は約254万円という試算です。年内の枠で買うなら、受渡日が12月31日までになるよう、金融機関の締め切りを確かめておきましょう。
※本記事の試算は一定の前提に基づく概算です。実際のボーナスの額や使える枠は、勤務先やこれまでの買付の状況によって異なります。年内の締め切りや積立の設定は、口座のある金融機関でご確認ください。
免責事項
- 本記事は一般的な情報提供のみを目的としており、特定の株式の購入や売却について助言や推奨するものではありません。
- 本記事上の情報に起因、また関連して生じた損害や損失に関しては一切の責任を負いません。
- 投資判断は最新の決算資料や市場動向などをご自身でご確認の上、自己責任で行ってください。
- 株主優待の内容や条件などは変更される可能性があるため、必ず公式サイトでご確認ください。
SMBC日興証券(旧日興コーディアル証券)出身。証券外務員一種保有。富裕層や法人に向けた資産運用コンサルティングに従事。現在は株式会社モニクルリサーチにて、複数のWebメディアで金融記事の企画・執筆・監修を行う。