厚生労働省が2026年10月30日に公表した「厚生年金保険・国民年金事業月報(速報)」の2026年6月分によると、老齢年金生活者支援給付金の平均給付金額は月4376円でした。1年前の2025年6月分の4253円から、123円増えています。
一方で、2026年度の基準額は月5620円です。平均が基準額に届かないのは、老齢の給付金が国民年金の保険料を納めた月数に応じて決まるためです。
この記事では、月報の数字を1年前と比べたうえで、給付額の計算の仕組みと、自分の額を確かめる方法を見ていきます。
【年金生活者支援給付金】2026年6月時点で771万件、老齢の平均は月「4376円」
年金生活者支援給付金は、所得が一定以下の年金受給者に、年金に上乗せする形で支給されるお金です。受け取っている基礎年金に合わせて、「老齢」「補足的老齢」「障害」「遺族」の4種類があります。
種類別の件数と平均額
月報の2026年6月分では、4種類を合わせて771万2290件が給付金の認定を受けていました。1年前の2025年6月分と並べると、次のようになります。
年金生活者支援給付金の種類別の件数と平均給付金額(月額)(2025年6月・2026年6月)
出所:厚生労働省「厚生年金保険・国民年金事業月報(速報) 令和8年6月」、同「令和7年6月」をもとにナビプラマネー編集部作成
- 老齢年金生活者支援給付金:447万4248件・月4253円(2025年6月)→437万3079件・月4376円(2026年6月)
- 補足的老齢年金生活者支援給付金:105万2462件・月2233円→103万698件・月2300円
- 障害年金生活者支援給付金:218万5470件・月5875円→223万9885件・月6044円
- 遺族年金生活者支援給付金:6万9663件・月5376円→6万8628件・月5547円
- 合計:778万1843件→771万2290件
件数がもっとも多いのは老齢で、全体の半分を超えます。平均額がもっとも高いのは障害で、障害等級1級の人の基準額が月7025円と高く決められているためです。
振り込みは偶数月に2カ月分
給付金は、原則として偶数月の15日に、前月までの2カ月分がまとめて振り込まれます。受取口座は年金と同じですが、年金とは別に支払われます。
次の振り込みは2026年12月15日で、10月分と11月分が支払われます。たとえば月4376円なら、1回の振り込みは8752円です。
地方公務員・保険代理店出身。証券外務員二種保有。自治体で国民健康保険の賦課や高額療養費、退職に伴う年金切り替え等の実務に従事。複雑な社会保障制度に精通し、現在は株式会社モニクルリサーチが運営する複数のWebメディアで年金・貯蓄・退職金等の情報を発信。